ケレタロはメキシコ中部にある都市で、歴史地区は世界遺産に登録されています。
スペイン統治時代のコロニアル建築が美しく残っており、ヨーロッパのような街並みを楽しめるのが特徴です。
街の中心部はコンパクトにまとまっており、徒歩だけで観光できる点も大きなメリットです。
またメキシコの他の都市と比べても治安が良い都市なので、海外旅行に慣れていない方でも安心して滞在できます。
メキシコシティに少し飽きた人、治安が良い街に行きたい人、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり観光したい人におすすめの都市です。
この記事では、メキシコシティからの行き方、治安、バスターミナルや空港へのアクセス、観光スポット、グルメ、滞在日数の目安をまとめています。
- ケレタロへの行き方
- バスターミナルから/へのアクセス
- Qroバスの乗り方
- 空港から/へのアクセス
- 治安
- 気候・注意点
- グルメ
- 観光スポット(絶対に行きたいスポット)
- 時間があれば行きたいスポット
- ケレタロ州立博物館(Museo Regional de Querétaro)
- 共和国復興博物館(Museo de la Restauración de la República)
- ケレタロ市立博物館(Museo de la Ciudad)
- 民芸品市場(Mercado Artesanal Querétaro)
- グアダルーペ聖母教会(Santuario de La Congregación de Nuestra Señora de Guadalupe)
- サンタ・クルス修道院(Santuario y Convento de la Santa Cruz de los Milagros)
- アラメダ・イダルゴ公園(Alameda Hidalgo)
- 旧鉄道駅(Antigua Estacion Del Tren)
- ゴメス・モリン文化センター(Centro Cultural Gómez Morín)
- サンタ・クララ修道院跡(Ex Convento Santa Clara de Jesús)
- アーチの展望台(Mirador de los Arcos)
- 滞在日数の目安
- 周辺観光
- まとめ
ケレタロへの行き方
メキシコシティからは長距離バスでの移動がおすすめです。
所要時間は約3時間で、料金は300〜500ペソ(約2,700〜4,500円)ほどです。
飛行機でも行くことは可能ですが、距離的にメリットは少なく、
バスの方がコスパが良く現実的です。
メキシコの長距離バスの乗り方は下記の記事にまとめています。
▶メキシコの長距離バスの乗り方はこちら

ケレタロのバスターミナルは、僕が見た中ではメキシコシティのバスターミナルと同等か少し良いぐらい設備が整っています。
バスターミナルから/へのアクセス
バスターミナルからセントロへのアクセスは比較的簡単です。
中心部から離れているため、徒歩で行くことはできませんが、アクセス方法は豊富なので、不安にならなくても大丈夫です。
Uber/Didi
一番おすすめです。
料金は60〜120ペソ(約540〜1,080円)ほどで、安心かつスムーズに移動できます。
タクシー
料金トラブルを避ける意味でもタクシーを使うなら、配車アプリの利用が無難です。
Qroバス(Qrobus)
荷物がある場合はあまりおすすめできませんが、一番安く中心部へ行けます。
料金は11ペソ(約100円)です。
Qroバス乗り場はバスターミナルの端の方にあります。

バスターミナルCを右手に歩き

少し怪しい雰囲気のある金網が見えてもまだ進み

この乗り場が見えたらそこから乗れます。
ちなみに、バスターミナルのQroバス乗り場でQrobusカードは販売していなかったため、注意が必要です。
クレカ決済では問題なく乗れます。また、同じ料金で現金使用可能なローカルバスも来ているため、ローカルバスに乗ってもセントロへ行けます。
Qroバスの乗り方
Qroバスはケレタロの地方政府が運営しているバスサービスです。
Googleマップに対応しているため、ルート検索が簡単にできます。

青い車体が特徴で、交通量が多いエリアでは専用レーンも設けられています。メキシコシティのメトロバスのようなイメージです。
乗り方は2種類あります。
クレジットカードのタッチ決済
タッチ決済対応であれば、そのまま乗車できるため最も簡単でおすすめです。
個人的には、下記で説明しているQrobusカードはわざわざ買うメリットがないので、クレカのタッチ決済でいいかと思います。

バスの入り口にあるカードリーダーにかざせば読み取ってくれます。読み取りに少し時間がかかるため、きちんと読み取ったか確認しましょう。
これは、空港路線のため37ペソですが、普通の路線は1回11ペソです。
Qrobusカード
専用の交通系ICカードを購入する方法で、OXXOやバスターミナルの無人販売機で購入できます。
ただしこのカードは複数人で使い回すことができないため、1人1枚必要になる点に注意してください。
カードは38ペソ(約342円)で購入でき、チャージして使います。
カードの種類は下記で確認できますが、Generalを買えば問題ないかと思います。
https://qrobus.gob.mx/Tarjetas


無人販売機は英語対応していないので、スペイン語での操作が必要です。一番上のボタンを押すとカードを購入できます。「Recarga」のボタンを押せば、チャージできます。
販売機によってはカードが売り切れになっていることがありますが、アラメダ公園周辺であれば、基本的に買うことができます。
インターネット上にTarjeta Expressという観光客向け、複数人で使いまわし可能なカードがあるとの情報があったので、
3か所ほど無人販売機とOxxoを回りましたが、今回は見つけられませんでした。
空港から/へのアクセス
ケレタロ空港は、Uber/Didi・Qroバスの2つのアクセス方法がありますが、コスパ重視ならQroバスがおすすめです。
Qroバス
市内から空港まで直通で行くことができ、料金は37ペソ(約333円)と非常に安いです。
クレジットカードのタッチ決済にも対応しているため、チケット購入の手間もなくそのまま乗車できます。
1時間半に1本とバスの本数はそこまで多くないものの、安くて便利です。
所要時間は約50分ぐらいです。

市内から空港は、ゴメス・モリン文化センター(Centro Cultural Gómez Morín)辺りからバスが出ています。
AIQのマークが入っているのが目印です。

空港を出たら、左へ

黄色の横断歩道を渡った先

青いバスの看板の辺りにバスが来ます。
Google Mapにも乗り場は出るため、迷ったらGoogle Mapで調べてみてください。
Uber/Didi
料金は200〜300ペソ(約1,800〜2,700円)ほどかかります。
ドアツードアで移動できるため楽ではありますが、バスと比べるとかなり割高です。
荷物が多い場合や早朝・深夜の移動であればUberやDidiの方が便利ですが、
日中の移動であればQroバスで十分対応できます。
コストを抑えたい場合はQroバス、快適さを優先する場合はUberやDidiという使い分けがおすすめです。

平日の夕方だったこともあり、バスはガラガラでした。混まない時間は大きな荷物を持ってても大丈夫だと思います。
治安
ケレタロはメキシコの中でもかなり治安が良い都市だと感じました。
セントロ付近であれば夜に1人で歩いても危険を感じることはほとんどありません。
後ほど紹介するセネア庭園周りにはホームレスの方が多かったので、一部怖い雰囲気でしたが、それ以外はかなり安心して回れました。
街全体が落ち着いており、人も穏やかなのでスリなどのリスクも低い印象です。
実際に滞在していても、親切な人が多く安心して過ごすことができました。

週末の夜のセントロはかなり賑わっていました。
気候・注意点
ケレタロは標高約1,800mに位置しているため、気候は比較的涼しく過ごしやすいです。
ただし乾燥がかなり強く、鼻や喉にダメージを感じやすい環境です。
日差しも強いため日焼け対策は必須です。
標高の影響で、人によっては軽い高山病のような症状が出ることもあります。
加えて、セントロ付近は観光地価格で物価が少し高めな点にも注意してください。
少し中心から外れたところに行くと中心地の価格の60~80%ぐらいで色々楽しめます。

日差しが強く、昼間は日陰も少なくなるため、日射病/熱中症などには注意が必要です。
グルメ
ケレタロで有名なグルメは主に下記3つです。
エンチラーダ・ケレタナ(Enchiladas Queretanas)
ケレタロ名物のエンチラーダで、トルティーヤにチーズや具材を挟み、チリソースをかけたあとに野菜が添えられるのが特徴です。
他の地域のエンチラーダと比べて具材や付け合わせがシンプルで、シンプルで優しい味わいです。

チーズ、ポテト、ニンジンが普通のエンチラーダより多かったです。
ゴルディータ(Gordita)
厚めのトルティーヤの中に肉やチーズ、豆などを詰めた料理で、メキシコ全土で食べられています。
ケレタロ周辺の定番ストリートフードで、手軽に食べられるのが魅力です。


ゴルディータの中に入れる具材はまちまちで、僕が行ったレストランは中身を選べました。僕が食べたのはカル二タス(豚肉のコンフィ)です。
ワイン(Vino)
ケレタロはメキシコ有数のワイン産地としても知られています。近郊にはワイナリーが多く、ワインツアーも人気です。
レストランではグラス50〜150ペソ(約450〜1,350円)ほどで楽しめます。

空港の目の前の道路に、このオブジェがあり、ワインで有名なことをアピールしていました。
観光スポット(絶対に行きたいスポット)
アルマス広場(Plaza de Armas)
街の中心となる広場です。周辺にはレストランやカフェが多く、食事や休憩にも便利なエリアです。
実はこの周辺は独立運動の舞台の一つでもあり、メキシコの歴史的にも重要な場所です。


特に夜のライトアップがきれいなので、夜の街歩きの際に訪れることをおすすめします。
5月5日通り(Andador 5 de Mayo)
セントロを通る歩行者専用ストリートで、散策に最適なエリアです。お土産屋やカフェが並び、昼夜問わず賑わっています。


週末はローカルなお土産屋も多く、お土産を買うスポットとしてもおすすめです。
セネア庭園(Jardín Zenea)
地元の人も多く集まる憩いの公園で、ベンチに座ってのんびり過ごせます。
中心部にありながら落ち着いた雰囲気で、観光の合間の休憩にぴったりです。
週末には音楽イベントが開催されることもあり、ローカルの空気を感じられます。

日曜日に訪れたら、ダンス大会が行われていて、夜の時間帯もライトアップしながら踊っていました。
ケレタロ大聖堂(Catedral de Querétaro / San Felipe Neri)
落ち着いた雰囲気の大聖堂で、歴史を感じることができます。
外観は比較的シンプルですが、内部は荘厳な空気に包まれています。
観光客が少なく、静かに見学できる穴場スポットです。


内装は他の教会と比べても割とシンプルで地味でしたが、外装の作りこみがすごかったです。
サンタ・ロサ・デ・ビテルボ教会(Templo de Santa Rosa de Viterbo)
ケレタロを代表する美しい教会で、バロック様式の装飾が印象的です。
ピンク色の外観が特徴で、写真映えするスポットとしても人気があります。
内部も豪華な装飾が施されており、見応えがあります。


内装が驚くほど豪華で、あまり教会に興味がない僕も感動しました。こりゃルターも宗教改革(清貧を再度目指す)するわと思いました。なんやその感想(笑)
建物の一部は入場無料の美術館となっています。
ケレタロ水道橋(Acueducto de Querétaro)
全長1km以上続く壮大な水道橋で、ケレタロを象徴するランドマークです。
18世紀に建設され、今も街の象徴として残っています。
アーチの数は70以上あり、近くで見るとかなりの迫力があります。

普通の道路の横に突如現れるので、びっくりします。
時間があれば行きたいスポット
ケレタロ州立博物館(Museo Regional de Querétaro)
ケレタロの歴史や文化を学べる博物館で、展示内容も充実しています。
旧修道院を利用した建物で、建築自体にも見応えがあります。
入場料は210ペソ(約1,890円)ですが、訪れる価値はあるかと思います。



先住民の言語を学べるコーナーなどもあり、他の博物館と比べても展示が充実しています。
共和国復興博物館(Museo de la Restauración de la República)
メキシコの近代史に関わる重要な出来事を学べる博物館です。
フランス軍との戦いの後に共和制が復活した歴史がテーマになっています。
入場料は無料なので、気軽に楽しめるスポットです。
次に紹介する博物館と同じ建物内にあります。



展示は全てスペイン語なので、ほぼ雰囲気を楽しむ場所でした(笑)
ケレタロ市立博物館(Museo de la Ciudad)
現代アートや文化イベントが行われる施設で、芸術に興味がある人におすすめです。
展示は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに違った楽しみがあります。
建物自体も歴史があり、1721年に建設された修道院跡を使用しています。
こちらも入場無料で気軽に楽しめるスポットです。




無料なのに展示品がかなり多く、ちゃんと見てたら2時間ぐらいは時間がつぶせそうな場所でした。
民芸品市場(Mercado Artesanal Querétaro)
伝統工芸品やお土産を購入できるマーケットです。
メキシコ各地の民芸品が集まっているのが特徴です。


グアダルーペ聖母教会(Santuario de La Congregación de Nuestra Señora de Guadalupe)
美しい装飾が特徴の教会で、外観・内装ともに見応えがあります。
セントロからも近く、気軽に立ち寄れるのが魅力です。ケレタロでも特に人気の高い宗教建築の一つです。

特に夜のライトアップがきれいです。目の前の広場ではストリートフードが売っていて、全部価格が安かったので、節約したい人は夜にここを訪れるのがおすすめです。
サンタ・クルス修道院(Santuario y Convento de la Santa Cruz de los Milagros)
1649~1654年に建てられた歴史的価値の高い修道院で、宗教的にも重要な場所です。
敷地内は静かで落ち着いており、ゆっくり見学できます。



ここはまた他の教会とは雰囲気が違い、ステンドグラスがきれいな内装でした。
アラメダ・イダルゴ公園(Alameda Hidalgo)
広くて緑豊かな公園で、地元の人の憩いの場となっています。
朝や夕方は散歩やランニングをする人も多く見られます。

旧鉄道駅(Antigua Estacion Del Tren)
旧駅舎を利用したスポットで、どこかレトロな雰囲気が漂います。
メキシコの鉄道の歴史を感じられる場所としても興味深いです。
ここも入場無料です。



昔の待合室の再現、鉄道の歴史など色々展示されています。1980年代までは鉄道は走っていたみたいですが、赤字が続いたため、廃線となったそうです。
昔は、メキシコ31州の内29州が鉄道でつながっていたそうで、メキシコのほぼすべてを鉄道で縦断、横断できたと考えると少しロマンがありますね。


隣の公園には昔の汽車が飾ってありますが、同じ敷地内にあるわけではないので、関係は不明です(笑)
ゴメス・モリン文化センター(Centro Cultural Gómez Morín)
図書館や展示スペースを備えた大型の文化施設です。プラネタリウムなどは現在は稼働していませんが、壁に描かれたアートを楽しめる場所になっています。
イベントやワークショップも開催されており、観光地とは少し違ったローカルな雰囲気を感じられます。


サンタ・クララ修道院跡(Ex Convento Santa Clara de Jesús)
1633年に建設された歴史的建物で教会も併設されています。
外観からでも歴史の重みを感じられるスポットです。

セントロにあるため、ついで寄りぐらいでいいと思います(笑)
アーチの展望台(Mirador de los Arcos)
水道橋を高台から一望できるビューポイントです。写真スポットとして人気があります。

滞在日数の目安
セントロの主要観光地は半日でも十分に回ることができますが、
個人的には1泊2日か2泊3日でじっくり見るのがおすすめです。
3泊以上する場合は、周辺観光と組み合わせるのがおすすめです。
周辺観光
ケレタロは周辺観光の拠点としても非常に優秀です。
サンミゲル・デ・アジェンデ
カラフルな街並みが特徴の世界遺産で、ケレタロから日帰り可能です。
サンミゲルデアジェンデに関しては別の記事でもまとめています。
▶サンミゲルデアジェンデのガイドはこちら

ペニャ・デ・ベルナル
巨大な一枚岩で有名な観光地で、自然を楽しめます。
エル・セリート遺跡
ケレタロ近郊にある遺跡で、気軽に訪れることができます。
Uber/Didiなどでアクセスできるため、遺跡の中ではアクセスはピカ一です。
まとめ
ケレタロは治安が良く、街並みも美しいため、メキシコの中でもかなりバランスの良い観光地です。
観光客が多すぎず落ち着いた雰囲気で過ごせるため、「ゆっくりしたい人」に特におすすめできます。
さらに周辺観光の拠点としても優秀なので、メキシコ中部を旅するならぜひ訪れてほしい都市です。
メキシコ中部は他にも魅力的な都市が揃っています。一緒に訪れてほしい都市のガイドも出しているので、ぜひ読んでみてください。
▶サンミゲルデアジェンデの観光ガイドはこちら
▶グアナファトの観光ガイドはこちら
おすすめはケレタロ→サンミゲルデアジェンデ→グアナファトのルートでバスで回ると回りやすいです。

メキシコ各地でよく見るこのレレ人形(Muñeca Lele)は実はケレタロ発祥。ケレタロに住むオトミ族(Otomi)の伝統工芸品です。

歩行者信号もレレ人形になっていて、ケレタロ感を感じることができます。



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