市役所での激しい攻防戦の末、結婚の書類上の手続きなどの事務手続きは終了させた前回。
予想以上に熾烈な戦いだったため、正直そのあと1週間ぐらい魂が抜けた生活をしていた。
実際、体調を崩していたので、その話も含めて日常回を楽しんでほしい。
チリソースは諸刃の剣
実は、メキシコシティからオリサバに帰ってきてから、なぜかお腹の調子が悪くなっていた。
特に悪いものを食べたわけではない。
おそらく原因はシンプルで、チリの食べすぎだと思う。
メキシコに来てからというもの、
タコスでも、スープでも、何にでもチリを入れて食べていた。
その結果、腹痛。目に見えていた結果だが、チリソースなしのメキシコ料理を食べるのと腹痛であれば、腹痛を選ぶ。
食中毒なら2〜3日で治ることが多いが、今回の腹痛はなかなか治らない。
結局、5日間ほど刺激物なしのスープ生活を送ることになった。

お茶漬けを持ってきていて良かったと心底感じた。
メキシコ料理を食べること自体はできる。
ただしチリは厳格に制限。
その結果、すべての料理がびっくりするほど味気なく感じる。
メキシコ料理からチリを抜くと、
ここまで物足りなくなるのかと驚いた。
そして不思議なことに、チリでお腹を壊したのに、早くチリを食べたくなっている。
メキシコに来てから1か月経っていないが、これだけは言える。
チリソースは「禁断の果実」。一度手を出すともうやめられない。
もうすでに、思考がメキシコ人になり始めているのかもしれない。

チリソースなしのタコスは何か足りない感がすごかった。
夜のセントロ散策&日本食レストランへ
日中はお腹の調子が悪いのに、
なぜか夜になると体調が良くなることが多かった。
そこで、夜に少し出かけてみることにした。
オリサバのセントロは、夜になると教会がライトアップされていて美しい。
昼とはまた違う雰囲気があって、
静かに街を歩くだけでも楽しい。

この日は体調も少し良くなってきていたので、
妻の提案で日本食レストランに行くことになった。
実はこの店、2週間ほど前から存在は聞いていた。
ただし、メキシコ人向けにかなりアレンジされているらしい。
そのため、最初から期待値は低めだった。

しかし実際に行ってみると、
意外とちゃんとしていて逆にびっくりした。
寿司がメインのようだが、やはり海外。
巻き寿司(ロール)が主体だ。
メニューには、チリソースがかかった巻き寿司が並んでいる(笑)
とはいえ、久しぶりの日本食。
体調が万全ではないこともあって、ものすごく体にしみた。


妻はチポトレソースのかかった牛肉の巻きずしを注文。
一つもらったが、意外と美味しくて、これはこれでありと感じた。


ワンタンスープとかき揚げロールも注文。ワンタンスープは完ぺきにうどんだった。うどんに小籠包が浮いている料理。かき揚げは目を閉じたら、日本のかき揚げと違いが判らないレベル。どちらも普通に美味しかった。
結婚式の準備のための買い出し
並行して進めているのが、結婚式の準備。
まだ揃っていないものがいろいろあるので、
街へ買い出しに行く。
まずはデコレーション用の素材。
「Papel China(パペルチナ)」という紙を買う。
中国の紙という意味らしく、
中国風の切り絵などに使われる紙とのこと。
なぜ中国紙なのかはよく分からない。
メキシコなのに不思議な名前だ(笑)

さらに、結婚式用のフォーマルシャツも探す。
そしてもう一つ、結婚式用の服も探す。
メキシコのフォーマルシャツである
Guayabera(グアジャベラ)を買うことにした。
グアジャベラはカリブ海地域やメキシコでよく着られている伝統的なシャツで、
胸にポケットがあり、縦にプリーツ(装飾)が入っているのが特徴だ。
暑い地域でも着やすく、メキシコでは結婚式などのフォーマルな場でも着られることが多い。
何着か試着していると、
中には政治家が着ていそうな服もあった。

その服を着て、店員さんに冗談で言ってみた。
「Vamos a eliminar la corrupción
(我々は汚職をなくします!)」
すると店員さんが即答。
「No es posible, estamos en México
(無理よ、ここメキシコだから)」
こういうノリの良い冗談の返しに、メキシコらしさを感じる。
結婚式デコレーション手作り大会
結婚式のデコレーションについても考えていた。
最初は業者に頼もうと思っていたのだが、
いくつか聞いてみると、
「5万円〜」
と言われる。
しかし、クオリティを見ると
正直そこまで満足できる感じではない。
そこで決断した。
「自分たちで作ろう。」
無職夫婦は、お金はない。
しかし、時間だけはある。
買い出しで買ってきた紙を使って、
パペルピカド(Papel Picado)を作ることにした。
メキシコのお祭りなどでよく見る、
紙を切り抜いて作る装飾だ。
二人で紙を切りながら、
オリジナルのパペルピカドを作っていく。

しかし妻の集中力がすごい。
平気で4〜5時間ぶっ通しで作業している。
正直、すごいなと思った。
まだまだやることはたくさんあるが、
この準備の時間も含めて、少しずつ楽しくなってきた。




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