メキシコシティで結婚準備を済ませてきて、ホッとしてオリサバに帰ってきた前回。
だが、本当の戦いはこれからだということに気づいていなかった。
KeiとSamは本当に結婚式ができるのか。
そんな視点で今回の記事を読んでほしい。
オリサバ市役所、結婚手続きリベンジ戦
オリサバの市役所へ行った。
目的は、結婚の手続きである。
実はこれで2回目だ。
前回は「必要書類が揃っているか」とだけ聞かれ、揃っていないと答えた瞬間に門前払いを食らった。
どの書類が、どのフォーマットで必要なのか。
その説明は一切なかった。
オンラインで書類を確認して、揃えてからでないと戦いにすら挑めないのだ。
装備を整えて再挑戦
ただ、今回は違う。
必要書類をすべて揃えた。
日本の戸籍謄本の翻訳もした。各書類のコピーも取った。
まるでドラクエで一度ボスに敗れ、装備を一新して再挑戦する気分だった。
「今度こそいける。」
2人ともそう思って窓口へ向かった。
まさかのフォーマット地獄
しかし、現実は甘くなかった。
女性オフィサーが書類を1枚ずつ確認しながら言う。
「このドキュメントはフォーマットが違うからダメ。」
「これも違う。」
「これもダメ。」
次々とダメ出しが入る。
なぜ前回、必要なフォーマットを教えないのか。
その非効率さに、ただただ驚いた。
自分の仕事の効率も悪くなっていることにこの人は気づいていないのだろうか。
スペイン語なので細かい内容は完全には理解できないが、
あたかも「あなたたちを結婚させたくない」と言われているようにさえ感じた。
妻の出生証明書すら危うい
さらに追い打ち。
妻の出生証明書。
オンラインで公式サイトから購入し、プリントアウトしたものだ。
それを2、3回拒否しようとした。
妻が「オンラインで正式に購入したものだ」と強く説明して、ようやく受理された。
本当にギリギリの攻防だった。
カフェで軍略会議
結局、IDの写しのフォーマットが向こうの基準に合っていないと言われ、
いったん退散。退却ではない。戦略的後退だと自分たちに言い聞かせる。
近くのカフェに避難し、Wordでフォーマットを作り直すことになった。
全員の時間を奪う、この非効率性。
日本の市役所のサービスが恋しくなった瞬間だった。
「さすが海外の公的サービスだ。」
そう思わざるを得なかった。
フォーマット地獄を乗り越え、再出陣
そして、フォーマット地獄を乗り越えて再び市役所へ。
同じ女性オフィサーと対峙する。
だが、今回は違う。
彼女が指定した通り、すべてのドキュメントをフォーマット化してきた。
もはやこちらは悟りの境地である。
「ほら、これが欲しいんだろ?」
とまるで犬に餌をあげるような気持ちで
要求されたドキュメントを次々と差し出していく。
彼女は黙々と確認する。
1枚。
2枚。
3枚。
そしてついに言った。
「OK。」
終わった。
我々はやり切った。
しかし、まだボスは終わっていなかった
そう思ったのも束の間。
彼女が言う。
「最終確認はジャッジのところへ。」
ジャッジとは、結婚式の手続きを担当する人のことである。
そしてすぐ横のオフィスを見る。
誰もいない。
誰もいないのだッ!!
どこへ行ったジャッジ
近くの職員に聞く。
「ジャッジはいつ帰ってきますか?」
すると返ってきた答えは
「わからないわ。多分ランチじゃないかしら。」
おいおいおい。
全てフォーマットした上で、まだイベントがあるのか。
しかし今回はもう帰れない。
待つしかない。
すぐ戻ってくるだろうと思った。
10分、、、
20分、、、
30分、、、
まだ来ない・・
そして40分後、やっとジャッジが帰ってきた。
金額発表!!!
そして始まる結婚式のブリーフィング。
拍子抜けするほど、このジャッジはいい人だった。
今までの戦いは何だったのかと思うほどだった。
そして、ついに待望の金額の説明。
市役所への手続き費用
2500ペソ(約22,500円)
ジャッジへの費用
3500ペソ(約31,500円)
合計
6000ペソ(約54,000円)
結婚するだけでこんなにかかる。
それはまあ、メキシコのルールだからしょうがない。これはまあ納得できる。
ただ、このサービス、、、、、思わず口から言葉が出た。
「Viva Mexico」
日本へ帰りたくなった日
メキシコに来てから初めて思った。
「日本へ帰りたい。」
そんな一日だった。

戦いに勝利した後の帰り道。11:00に市役所に行って、すべて終わったのは15:30だった。
ちなみに、メキシコで結婚手続きをする場合は
必要書類や準備しておくべきことがかなり多い。
今回のように役所で止まらないためにも、
事前に必要な書類や流れを把握しておくことを強くおすすめする。
メキシコで結婚するための 具体的な手続き・必要書類・費用 については、下記の記事で。



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