【世界一周の記録 #4】オリサバで家族になる一週間

メキシコ

メキシコ・オリサバでの一週間は、観光よりもずっと濃かった。

有名な観光地に行ったわけでもない。
大きな事件が起きたわけでもない。

でも確実に、
これからの人生で重要な一週間だった。
密度が濃すぎたので、2記事に分けて書こうと思う。
後編はこちらから。

うどんを作った日

日本から持ってきた乾麺のうどん。

妻のお母さんに食べてもらいたくて、日本から持ってきた。

メキシコのキッチンで、日本のうどんを作る。
具材は、日本のようには揃わないと思っていたが、
ローカルマーケットに白ネギ、細ネギが売っていたため、問題はなかった。

なかなかうまく調理できないながらも、湯気の立つ丼をテーブルに並べた。

一口食べたお母さんは、

「Buenissiomo!!!!」(最高!!)

と期待以上のリアクションをくれる(笑)
想像以上に美味しかったのか、2杯目もぺろっと食べてくれた。

日本からだしつゆ、揚げ玉などをもってきて良かったと心から思った。
まだ、ラーメン、そば、カレーが残っているから、これからも楽しみだ。

我が家に伝わる秘伝のレシピ(ただ大根とねぎを入れただけ)のうどん。

別のローカルマーケットへ

前に行った市場とは別の、ローカルマーケットへ連れて行ってもらった。

色とりどりの野菜が並び、タコスの匂いが香り、
揚げ油の音が聞こえ、スペイン語の呼び声が飛び交う。

その中で、気になった屋台。
長机の上に10個以上いろいろなサルサが置いてある。

そんな見た目に誘われて食べたのが、ワラチェ(Huarache)。
厚いトルティーヤに、肉、チーズ、サルサ。
「軽食」のつもりで頼んだが、全然軽くない。

食べても食べても減らない。
そして、めちゃくちゃうまい。
メキシコの1人前は気前が良すぎ・・・

最終的には、
「もう無理だ…」と思いながら完食。
死ぬほどお腹いっぱいになった。

個人的にメキシコ料理はサルサ(ソース)が決め手と思っているので、このお店が美味しくないわけがないのだ。

おばあちゃんの家へ

そのあと、妻のおばあちゃんの家へ行った。

次の日がおばあちゃんの誕生日当日だったこともあり、
おばさんやおじさんも集まっている中、初心者レベルのスペイン語であいさつする。
みんなすぐにあたたかく迎えてくれた。

おばあちゃんは自分のつたないスペイン語でも冗談を言うと、すごく笑ってくれた。
妻のお父さんの小さい頃の写真や家族の写真をアルバムを見ながら説明してくれた。

言葉が全部わからなくても、歓迎してくれているのは伝わる。
次の日、一緒に朝ごはんを食べようと誘ってくれ、朝ごはんまで一緒に食べた。

誕生日パーティー × 2

その週は誕生日ラッシュだった。

まずはおばあちゃんの誕生日。
おばあちゃんは6人子どもがいるため、
孫も含め、かなりの人数が集まる。

家族が集まり、音楽が流れ、みんなで踊る。
メキシコのパーティーは本気だ。

静かに祝うのではなく、全力で祝う。
日本とは違い、笑い声が絶えない。
人間味のある誕生日パーティーだった。

そして数日後、
母方のおばさんの誕生日パーティー。

母方の家族も集まる。
タコスの具になる豚肉を3㎏用意して、また食べる。
また笑う。そして、もちろん踊る。

少し前まで赤の他人だったはずなのに、
もう自分が普通にそこに座っている。

それが不思議ながらも、嬉しかった。

おばあちゃん(父方)の誕生日パーティ。音楽をかけて踊るのはメキシコ人の義務。

おばさん(母方)の誕生日パーティ。タコス、タコス、タコス、もちろんタコスの後は踊る。

観光じゃない一週間

オリサバでの一週間は、

観光地を回ったわけではない。
有名レストランを巡ったわけでもない。

でも、

うどんを作り、
市場で食べすぎ、
おばあちゃんと朝ごはんを食べ、
誕生日を祝った。

これは「旅」じゃなくて、「現地の生活」だった。

そして少しずつ、
メキシコの家族の中に入っていく感覚があった。
今はひとつの家族の一員になろうとしている。

そんな、不思議で温かい一週間だった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました