オアハカの街中と郊外をツアーで回った前編。
まさかのトラブルから始まったが、それすらも含めて楽しい旅であった。
後編はどうなるのか。
トラブルなしで終われるのか。
もう一つの遺跡、そしてもう一つのツアーへ。
オアハカ旅のアナザーストーリー。
3日目|疲労の中、遺跡へ向かう
前日のツアーの疲れがしっかり残っていた3日目。
無理はせず、遅めに起きる。
それでもせっかくのオアハカ。
午後から動くことにした。
目的地はモンテアルバン。
もう一つの有名遺跡。
ソカロにある観光情報センターへ向かう。
ここで行き方を聞く。

こういう時こそ、旅人としての腕の見せ所である。
……と思ったが、現実は甘くない。
説明は当然すべてスペイン語。
何一つ理解できない。
ここは潔く妻に丸投げする。
使える助けはすべて使う。それが旅人の嗜みである。
そんなダサいことをしながらも、遺跡へGO!

モンテアルバン遺跡へ
山道をどんどん登っていく。
この時点で景色がすでに良い。

遺跡に到着。
想像はしていたが、それ以上だった。
山の上に広がる遺跡と、その先に広がる景色。
ただの絶景ではない。
文明がそこにあったことを感じる景色だ。

「サポテカ文明の人たちもこうやって景色を見ていたのか」
そんなことを思いながら歩く。
(なお、ミトラに行くまでサポテカのサの字も知らなかった人間である。)

そして何より、広い。
体感、東京ドーム3個分くらい。
知らんけど。
普通に回って2時間ほど。
気づけばしっかり観光していた。

メキシコでの農業研修に来たおじさんと奥様の図。
4日目|妻の体調不良、予定変更へ
宿に戻ると、妻の様子がおかしい。
お腹を壊していた。
原因はおそらくパン。
パンを食べすぎると調子を崩す体質なのだが、
ここ数日パン続きだった。
これは無理をするべきではない。
4日目は完全休養日にした。
ホテルでゆっくり過ごしつつ、
外に出る時はお腹に優しい食事を選ぶ。
ビーガンレストランをはしご。
結果的にこれがかなり良かった。

オアハカは肉料理のイメージが強いが、
ヘルシーな選択肢もしっかりある。
旅において「休む」という選択も重要だと実感する。

ビーガンレストランで今まで食べたチラキレスのベストを更新した。他のレストランよりも美味しく作る努力をしているのだろう。
5日目|自然ツアー、そして再びのトラブル
5日目は自然ツアーに参加。
滝、湖、洞窟、ロックペインティング。
盛りだくさんの内容に期待が高まる。
前回と同じツアー会社にした。
さすがに2回連続でトラブルはないだろう。
そう思っていた時期が、自分にもあった。
8:15に迎えに来るとのこと。
ホテル前で待つ。
5分、10分、15分……来ない。
嫌な予感がする。
たまらず連絡すると、返ってきた答えがこれ。
「別の2人組を乗せてしまった」
またか。
今度は乗せ間違えられる側ではなく、置き去りにされる側。
結局、30分後に迎えが来た。
来ただけマシかと思い、バンに乗り込んだ。

バンに乗り込み、目的地へ。
道はかなり悪い。
ガタガタと揺れながら進む。
3時間後、ようやく到着。

人里離れた広大な大自然に胸が躍っていた。
ツアー詐欺
現地では別のガイドが登場。
説明が始まるが、もちろんスペイン語。
何時に戻るかだけはなんとか理解する。
説明が終わると、妻が一言。
「詐欺られた」
一瞬、理解が追いつかない。
話を聞くとこうだ。
本来のツアー内容
・滝
・湖
・洞窟
・ロックペインティング
しかし現実
・滝
・湖
以上
洞窟は別料金、しかも時間的に回っている時間がない。
妻の話を聞きながら、「ああ、そういう感じね。」と諦めの念もうまれていた。
他の参加者もガイドに詰め寄る。軽くカオス。
我々は早々に諦め、滝へ向かうことにした。

道中見える滝、きれいだけど、、、だまされた感は否めない。
圧倒的自然ッ!!圧倒的人ッ!!
山道を歩き、滝へ。
スケールは大きい。
確かに自然はすごい。
しかし、その感動をかき消す存在がいた。
人、人、人、とにかく圧倒的人ッ!!!
とにかく人が多い。

続いて湖へ。
「……み、、み、湖?」
滝の下流に水が溜まっているだけ。
そしてここにも人、人、人。
秘境ツアーのはずだったが、完全に期待外れだった。

結局湖には入らずじまい。まあ水は圧倒的にきれいだったけど。
冷たい水と現実逃避
とりあえず滝壺で泳ぐ。
水は驚くほど冷たかった。
まるでこちらの悲劇を嘲笑うかのようだった。
30分ほどで飽きる。
「あと3時間、どうする?」
重い現実がのしかかる。

その時、隣にいたおじさんが言う。
「30分くらい歩いたところに、別のスポットがあるらしい」
おじさんの名前はカルロス。
少し怪しい話。
ざわ・・・ざわ・・・、頭の中で効果音が聞こえる。
しかし、このまま帰るわけにはいかない。
背に腹は代えられないと思い、妻と目を合わせ、決断する。
「行こう!」
異国の地で一世一代の賭けに出た。

滝の前で仲良くセルフィ―。なんだかんだ楽しんだよね。
大逆転
ガイドに軽く確認し、湖の奥へ進む。
道はほぼ存在しない。

山の中を進む途中、ヤギ使いと犬に出会う。
一気に異国感が増す。
(頭の中では羊使いじゃないのかと突っ込みを入れていた。)
これだ。
こういうのを求めていた。

迷いながら進み、ようやく到着。
別世界だった。
水は透き通り、人はほとんどいない。
レベルが違う。
「ありがとうカルロス」
心の中で何度もそう思った。


その美しさに詐欺られたことなどもう忘れていた。
ツアーの終わりと疲労
30分ほど遊んだあと、元の場所へ戻る。
40分の登山道。
普通にしんどい。
そしてローカル食堂へ。
タコスが、体に染みる。
その後、再び3時間かけてオアハカへ戻る。

宿に着いた瞬間、倒れるように眠った。
カルロスと写真を撮らなかったことだけが、心残り。

夜のオアハカの街並みも見納め。ちなみに、カルロスは北海道にだけ行ったことがあるらしい。京都・東京ではなく、謎なチョイス。
6日目|オアハカを後にする
最終日は移動日。
10:00のバスに合わせて出発。
オアハカは、本当に良い街だった。
ご飯はどこで食べても美味しい。
歴史もあり、見どころも多い。
観光地として人気なのも納得である。
次に来た時は、ミトラの街中もゆっくり歩いてみたい。
そんなことを考えながら、
バスの中で眠りに落ちた。
モンテアルバン遺跡については、下記の記事でもまとめているので、気になったら読んでほしい。
▶モンテアルバン観光ガイド

本当にいい体験をありがとう!カルロス!



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