「タコス」と聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべますか?
パリパリのハードシェルに、ひき肉、レタス、チーズがたっぷり。
実はそれ、アメリカのタコスです。
メキシコで食べる本場のタコスは、まったくの別物です。
初めてメキシコでタコスを食べたとき、正直こう思いました。
「あれ?チーズは?」
でも数日後には気づきます。
メキシコのタコスの方が、圧倒的にうまい。
この記事では、
・アメリカのタコスとの違い
・タコスの種類
・メキシコシティの値段相場
・注文の仕方
・注意点
・おすすめ店
まで、タコス初心者向けにわかりやすく解説します。
アメリカのタコスとの違い
日本人が想像するタコスの多くは、アメリカ発祥の「Tex Mex」スタイルです。
しかし、メキシコのタコスはまったく違います。
主な違い
① ハードシェルは基本的に使わない
→ メキシコでは柔らかいトウモロコシのトルティーヤが主流。
② チーズはほとんど入らない
→ タコスは「肉+玉ねぎ+パクチー+サルサ」が基本。トッピングで入れられる店もあります。
③ レタスは使わない
→ シャキシャキ感は玉ねぎで出す。
④ 味の主役は肉とサルサ
→ スパイスミックスではなく、肉そのものの味。
つまり、日本でよく見るタコスとは「別料理」です。


左がいわゆるTex Mexのタコスで、右がメキシコのタコスです。
タコスの種類
代表的なタコスを紹介します。
Pastor(パストール)
甘辛く味付けされた豚肉。初心者におすすめ。
パイナップルを付け合わせに出されることが多いです。
Suadero(スアデロ)
牛肉の柔らかい部位。脂があってジューシー。
Carnitas(カルニタス)
豚肉を煮込んだもの。日本人好み。
ラードで豚肉を煮込んでいるため、少し脂っこいかも。
Bistec(ビステック)
牛肉を焼いたシンプルなタコス。
「ビーフステーキ」の略でビステックと覚えましょう。
他にもLonganiza(ロンガニーサ)やTripa(トリパ)などありますが、
上のタコスを試してからでいいと思います。
個人的には、SuaderoとPastorを頼めば失敗はないかと思います。

日本だとケバブ屋で見かけるこの肉の塊がメキシコではPastorです。
メキシコシティのタコスの値段
相場は以下の通りです。
・屋台:12〜20ペソ
・一般的な店:20〜35ペソ
・有名店:25〜50ペソ
5個食べても100ペソ前後。
日本円で約900円程度です。
また、値段が2種類ある場合は、
大きめのサイズと小さめのサイズで分かれていることがあります。
屋台はスペイン語必須で、
値段が書いていないところだとぼったくられる可能性があるため、
初めての人には、レストランをおすすめします。
タコスの注文方法
基本フレーズ
「Tres de pastor, por favor (トレス デ パストール ポル ファヴォール)」
◯◯(個数) de ◯◯(肉の種類)で当てはまればそのまま使えます。
Uno (ウノ/1つ)、dos(ドス/2つ)、tres(トレス/3つ)で個数指定ができるので、上の種類と合わせて使ってください。
注文の流れ
- 肉を選ぶ
- 個数を言う
- 「Con todo?」と聞かれる
- 食べ終わった後に支払う
会計時は、「La cuenta, por favor」(ラ クエンタ ポル ファボール)と言えば、
伝票をもってきてくれます。
「Con todo?」って何?
タコスを注文すると、ほぼ確実に
「Con todo?」
と聞かれます。
これは「全部入りにする?」という意味です。
全部入り=玉ねぎ+パクチー入り。
抜きたい場合は、
・パクチー抜き→Sin cilantro(シン シラントロ)
・玉ねぎ抜き→Sin cebolla(シン セボージャ)
と言えばOKです。
ちなみに、個人的にはCon todoがおすすめ。
どちらも入れたい場合は、
・全部入り→Con todo(コン トド)
トルティージャ・肉・玉ねぎ・パクチー・サルサ、全部が合わさってタコスの完成だと思っています。
チップについて(レストランで食べる場合)
屋台で食べる場合は基本的にチップ不要です。
しかし、レストラン形式の店舗で食べる場合はチップが必要になります。
目安は、
・合計金額の10〜15%
僕は、お昼は10%、夜は15%払うようにしています。
現金払いの場合は、会計がすべて終わった後に伝票と一緒にチップを置いていきます。
カード払いの場合は、その場で%を聞かれますので、何%にするか伝えて追加します。
観光地ではチップ文化が定着しているので、忘れないようにしましょう。
タコスを食べるときの注意点
サルサは本気で辛い
辛くなさそうな緑の方が赤より辛いことが多いです。
種類も多いので、まずは少量からいろいろ試してみましょう。
生水は飲まない
氷入りドリンクは店を選びましょう。
僕自身も、Agua de Manzanaを選んで、飲んだらお腹を壊しました。
コーラなどを頼むようにしましょう。
食べ過ぎ注意
美味しくて止まりません。
一つ一つが小さいので、ついつい食べ過ぎてしまいます(笑)

タコスを頼むとこのような形でサルサ(ソース)を持ってきてくれるので、タコスにレモンをかけて、ソースをかけてかぶりつきます。
肉自体には強い味付けがされていないので、お好みで塩もかけます。
おすすめタコス店(メキシコシティ)
■Los Cocuyos
セントロ地区で有名な老舗。
24時間営業で夜中に行っても人がいっぱいいます。
Netflix内のタコスのドキュメンタリー作品でも紹介され、
ミシュラン2025にも掲載されたお店です。
僕の写真の撮り方が下手ですが、ここのスアデロは絶品でした。


まとめ
メキシコのタコスは、店によってスタイルが違って、シンプルなのに奥深い。
アメリカのタコスとはまったく違う料理です。
最初は戸惑うかもしれません。
でも数日後には中毒になります。
メキシコに来たら、ぜひ「Con todo」で挑戦してみてください。


左のタコスはフライドポテト、フリホレス(豆)、焼きサボテンと一緒に出てきました。
右のタコスはCon todoで頼んだにもかかわらず、パクチー抜きでした。
店によって、トッピングなどが違うため、それぞれのタコスを楽しめるのもまた面白いです。
タコス以外のメキシコ料理について知りたい方は下記の記事もあわせて読んでください。



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