成田空港 — まだ実感はなかった
世界一周に出る日。
だけど、気分はいつもの海外旅行とあまり変わらなかった。
チェックインを済ませて、保安検査を通り、出国審査を抜ける。
見慣れた成田空港の景色なのに、今日は少し違って見える。
これからしばらく、日本に戻らない。
そう思っても、不思議と大きな感情はなく、むしろ、落ち着いていた。

ANAの成田ーメキシコシティ直行便、直行便の中で一番航続距離が長いらしい。
メキシコ到着 — 空気が変わる
11時間の長時間フライトのあと、メキシコシティに到着。
飛行機のドアが開いた瞬間、
まず目に入ったのは「スペイン語の標識」だった。
ああ、外国に来たんだと実感がわく。
入国審査で「メキシコに観光で1か月滞在する」と伝えると、
入国審査官からは「メキシコに観光で1か月!?」と怪しまれた。
メキシコは見るところがいっぱいあるから、もう少し自信をもってほしい(笑)
このあたりから、違う文化圏に来たのかという現実味が出てくる。
妻と再会
到着ロビーに出ると、彼女がいた。
久しぶりの再会。
でも、不思議と特別な会話はなかった。
「Hola」
「Long time no see(久しぶり!)」
それだけだった。
だけど、その瞬間に思った。
ああ、本当に始まったんだな、と。
この旅は、ここから始まる。

駆け寄ってくるメキシコ妻、相変わらず花柄が好きみたい。
空港から宿へ
空港を出て、宿へ向かう。
車窓から見える景色は、
日本のものとは全く違っていた。
雑多で、カラフルで、少し荒い。
プロレスラー、メキシコ国旗などの落書きが多い。
でも不思議と、嫌な感じはしない。
むしろ、これから知らない日常に入っていく感じがした。
宿の前にもローカルの人だけが食べそうな屋台があった。
観光に来たのではなく、生活に近い旅が始まる感覚だった。

プロレスはメキシコで一番有名なスポーツ、メキシコ人はみんな子供のころからプロレス中継を見るらしい。
宿にチェックイン
今回泊まる宿に到着。
部屋に入ると、
まず最初に思ったのは「この価格なら十分だな」ということ。
豪華ではない。
でも、不足もない。
これからは、こういう場所を拠点にしていくんだと思うと、
ホテルというより「生活の部屋」に近かった。
荷物を置いて、ようやく一息つく。
そして、お腹がすいていることに気づく。

一泊3,000円ほどの宿を予約。清潔感もあり、良かった。
久しぶりのメキシコのタコス
夕方、近くの屋台へ。
スペイン語のメニューを眺め、妻の助けを借りて注文する。
出てきたのは、小さなタコス。
一口食べて、思った。
ああ、この味だ。
シンプルなのに、強烈にうまい。
日本では食べられない味。
この国では、これが日常なんだと思った。



メキシコシティは5分歩くとタコス屋が1店舗はあるタコス激戦区。
画像はPastor(豚肉)タコス2個。早く食べた過ぎてそのほかの写真を撮るのを失念。
他にもBistekタコス2個とPastorのGringas(小麦のトルティージャでサンドにしたもの)を注文。
かなり満足度が高くお腹いっぱいになったが、合計122ペソ(≒1000円ほど)。
世界一周の始まりの日
長い1日が終わる。
特別な観光をしたわけではない。
劇的な出来事もなかった。
ただ、メキシコに来て、再会して、移動して、食べて、休んだだけ。
でも、この日から「旅」が始まった。



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